ダンスを習い始めるのに適切な年齢は?
歌って踊れるアイドルが流行り、ダンススクールも増えているなか、ダンスを習いたいと考えるお子さんや習わせたい保護者の方も多いのではないでしょうか。
何歳ごろからダンスを始めるとよいか、それぞれの年齢でどのようなことが身に付くかをご紹介します。
1~3歳 リズム感とスキンシップ
ダンスを始めるのは早ければ早いほどよいといわれています。
1歳ごろの簡単な手遊びから始まり、発達に合わせて徐々に全身を動かしていくことが望ましいといえます。
習うのであれば、ダンスよりも、親子で一緒にできるリトミックなどがよいでしょう。
お父さんやお母さんと一緒に、スキンシップをとりながら身体を動かすことで、子どもにもお父さん・お母さんにもオキシトシンが分泌され、精神的に安定するといわれています。
また、お父さんやお母さんと一緒に行うことで、楽しいことだと認識するようになるでしょう。
この時期は、膝の上に乗せてリズムをとったり、音楽に合わせて手を叩くだけでも、十分です。
とはいえ、お子さんがいやがるような場合は、もちろん無理にやらせてはいけません。
楽しむことが何よりも大切です。
4~7歳ごろ 柔軟性と自信
習い始めるのは、インストラクターの話を理解して行動できる、3~5歳からがオススメです。CRYSTAキッズダンスも、幼稚園年少(3~4歳)から入会いただけます。
関節や筋肉が柔らかい幼少期から始めることで、柔軟性が高まったり、ダンスに適した筋肉がつきやすくなったりします。
また、継続して踊ることで、体力もつくようになります。
継続するにつれてリズム感もつき、徐々にBPM(テンポ)の速い曲に挑戦できるようになります。
また、年齢が高くなると、子どもの性格によって羞恥心が大きくなります。この時期から始めることで、自信をもて、人前で踊ることへの抵抗感が少なくなるでしょう。
ただ、この年齢、特に小学生未満は、まだ集中力が長続きしません。
レッスンを通して、集中するところと楽しむところのメリハリを身に付けてほしいと思っています。
8~12歳ごろ 集中力と表現力
このころになると、アイドルやアーティストに憧れてダンスを始めることも多いでしょう。目標をもって始めると、どんどん上達していきます。
また、この時期はゴールデンエイジといわれ、あらゆる動作を短時間で覚えることができます。
集中力も長く保てるようになり、この時期に全身運動であるダンスを楽しむことで、神経の発達にもつながります。
また、インストラクターを模倣しながら、自分なりに魅せることも覚えていきます。魅せ方を考えることで、表現力も養われます。
この年齢から始める場合、最初は早く始めた子と比べて、傷ついてしまう可能性があります。ただ、やる気があればすぐに追いつけますので、お父さん・お母さんが精神面でサポートしてあげるとよいでしょう。
興味をもったタイミングがチャンス
ここまで、各年齢で身に付きやすいことをご紹介してきました。
とはいえ、何歳からでも遅いことはありません。
興味関心を持ったタイミングで始めることで、楽しくできて、早く上達します。
やりたいと思ったときが、始めるチャンスです。
そのチャンスを見逃さずに始めれば、ダンスだけでなく精神的にも大きく成長できるでしょう。